最後に出来る親孝行

灯篭

葬式を考える

親孝行をいうと、肩を揉んであげたり、プレゼントを贈ったりするのもそうですが、なんといっても一番の親孝行は子供が親の面倒を最期までみることであり、逆に親より子供が先に死んでしまうのは一番の親不孝です。
そして親孝行の中でも最後に出来るのが親の葬式を子供がしてあげることであり、親の希望通りの葬式をしてげるのが良いです。

そのためにも親が元気な間からどのような葬式をするのか、お墓はどのようなものにするのか、お墓は誰が守っていくのかというのはしっかりと決めておくべきです。
生きているのに葬式の話をするのは違和感があるかもしれませんが、とても重要なことです。

葬式のことについて

葬式に関してはもちろん親と一緒に話して決めていくこととなりますが、以下のことを考えると良いでしょう。

・亡くなった場合は自宅に一度帰るのか
・葬式ではだれを呼ぶのか
・喪主は誰にするのか
・葬式はどこでやるのか
・亡くなったら誰に連絡をするのか
などのことを考えましょう。
また、家系図も書いて作っておくのも良いです。
家系図があれば親族との関係もわかり、葬式で誰を呼べばいいのかもわかってきます。

特に葬式に関しては、どこの葬儀屋にお願いするのか、葬式の値段はどれぐらいにするのかというのは重要です。
日本では世間体を気にして、葬式はお金をかける傾向にあります。
葬式ではお花を多くしたりすると値段も違ってきます。
値段はいくらぐらいのものがあるのか、どのような形の葬式なのかなどは、一度葬儀屋のホームページでも見るとおおよそのことはわかります。

親の葬式を考えるのは縁起でもないと思われるかもしれませんが、死というのは突然やってくるものです。
そのために、親が元気な時からもしもの時に備えて、葬式の事を考えるのが大切です。

葬式の値段

親と一緒に葬式に関して内容を決めていくのも大切なことですが、葬式をするにはお金がかかります。
そのために、事前に葬式のためのお金を貯めておかなければいけません。

葬式でも自治体の斎場なら10万円前後、民間の斎場なら20万円前後の費用が目安です。
葬式では、祭壇の値段、棺桶の値段、その他に遺影や骨壺や供花や位牌などの費用がかかります。

そして、遺体を斎場まで運ぶ値段や、遺体を冷やすためのドライアイス、霊柩車の値段などもかかり、葬式は思っている以上にお金のかかるものです。
また通夜を行えば手伝ってくれた人への飲食代や、お寺に払う費用も必要です。
特に通夜での飲食代は平均すると45万円ほどかかり大金です。

急な葬式で費用が捻出できない、予算を超えているなどの場合は葬儀ローンで借りる方法もありますが、出来れば出来るだけ早い間から積み立てて準備しておくのが、突然の事態に対応できて良いです、