「自分史」を作る

謎の覚書

親の自分史

自分史というと、自分で今までの人生を振り返って自分で作るようなイメージがありますが、何も自分でなくても誰かの自分史を作ってあげても構いません。
特に最近では親孝行の一環として親に自分史をプレゼントする方もいます。
自分史を作るにはその人の人生の内容を知らなければいけません。
特に誰かの自分史を作ってあげるなら、その主役の本人に色々と今まで生きてきた内容を聞かなければいけません。

特に親の自分史を作ってあげるなら親に今まで生きてきた内容を聞きながら作らないといけません。
どのような生涯を送ってきたのか、親と話しながら聞くことが親孝行になるのです。
自分史ではなにも都合の良いことばかりを取り上げるものではなく、辛かったことや大変なことも聞いて作っていきます。

この聞くと言うときに子供が小さかった時のことや、子供に対してどう思ってきたのかなどを聞くことが出来、今まで話したことがないような事柄も話すこともあり、親と対話が出来るのです。
その過程で親は子供に話せなかったことも話すこともあり、言えないことを言う機会にもなるのです。

自分史の作り方

自分史では出版社に依頼して本にしてもらうことも出来ますが、本にするなら数十万円から多いと百万円以上かかることもあり、これは予算と相談すべきです。
また最近では親の雑誌などという、雑誌形式の自分史を作ってくれるところもあり、こちらは5万円と本に比べると安価に作れます。

参考 : 親の雑誌

自分史の作り方としては、以下のようなことが必要です。
・自分の年表を作成する
・年表にその時の事柄をメモしていく
・年表の内容を元にしてテーマを決めていく
・テーマに沿ってメモの内容を膨らませながら事柄を繋げていく
このような事を行っていきます。

自分史は多くの人は初めて作ることになると思いますので、大変でしょう。
実際に書く内容はとても多くなり、特に長く生きている親のことなら尚更記載事項は多いです。
そのために上記のように細かく分けて、それぞれの年代に対して思い出しながら書いていきます。
親と一緒に自分史を作っていくときは、長い時間がかかるかもしれませんが、それだけ親と一緒に共有する時間も多くなり、これも親孝行になります。

自分史は時代の流れに沿って表に記載していくことになります。
エクセルなどで表を作っていくのも良いですし、インターネット上には自分史用のテンプレートもありますので、それを利用しても良いでしょう。

親の自分史を作る場合には、もしかしたら子に対してでも言いたくないような内容もあるかもしれません。
そのようなことを、自分史制作では無理に話してもらうか、それともそのようなことは自分史に記載せずに聞かないようにするか、どちらにするかを決めることも大切であり、これはとても重要です。