親の死を考える
人は生まれれば誰でもいつかは死を迎えるものです。
たとえ高齢化が進んだ日本だとしても、それは死を迎える時期が遅くなっただけであり人は死ぬものです。
誰にでもそしてあなたの親にも最期はあるのですから、どのように最期を迎えるかというのも重要でしょう。普段元気な親と一緒に暮らしていれば意識しないかもしれませんが、親が病気になったり重病にかかったりすると、突然頭をよぎるのがこの最期のことです。
もちろん親の最期になれば、それを取り仕切って葬式を行う誰かが必要ですが、親の立場からすれば子供達に残しておきたいようなものもあり、遺言なども必要になってきます。
そこで行うのが終活というものです。
これは人生の終わりを迎えたときのための活動であり、どのように最期を迎えてその後のことはどうするかという準備です。
昔は聞かなかった言葉ですが、最近では終活と言う言葉は、特に高齢の方に認知される言葉となってきています。この機会に是非とも親と終活について話してみるのも良いでしょう。
終活について
終活はエンディングノートともいい、人生の終わりの準備をすることです。
人生の終わりの準備というと縁起の悪いような事に思えますが、子供や親族が多い人なら自分の最期の後はどうするかということはとても重要です。
・自分が死んだときのお墓や葬式はどのようなものにするか
・お墓はどこにするか
・遺産はどのように分配するか
・お墓には何を入れておいて欲しいのか
・動けない病気になったらどうして欲しいのか
などのことが考えられます。
また自分の子供が高齢であり孫がいないなら、墓を守ってくれる人はいるのかというのも気になるところです。
「死人に口なし」という言葉通り、亡くなった後は意思疎通が出来ません。だからこそ、最期の後のことを考えるのは重要なのです。
ちなみに、お墓や葬式の場所や値段については、お寺などで相談に乗ってくれるところもあります。複雑な事情でお墓を移したいけど移動させることが出来ない、などの問題があれば一度相談してみるのも良いです。
発生する費用などの相談も、同時に行っておくと良いでしょう。
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遺産相続で揉めないことが重要
就活における重要なポイントとして、遺産については細かく指定しておくべきでしょう。これは、親族間でトラブルにならないための配慮です。
特に、
・財産や保険金は誰にどのように分配するのか
・死亡したら誰にそれを知らせて欲しいのか
・何か残しておいて欲しいものはあるか
などはしっかりと決めておくべきです。とくに、財産の中でも不動産や各種権利などのように分割するのが難しいものは、生前贈与などを行って亡くなる前に遺族へ譲渡しておくのもいいでしょう。
贈与の際に税金が発生するというデメリットこそ存在しますが、のちのちのトラブルを避けることが可能です。
また、骨董品や美術品のようなものでも、所有者が亡くなった後で価値の高いものと解り、トラブルに発展するケースも少なくありません。
この場合も生前贈与によって回避することができますが、下記のような古物買取業者などを利用して現金化しておくのも手です。
いざ終活を始めようと思っても、場合によっては、病気で手足が不自由になったり、言葉が上手く話せなくなったりする可能性もあります。そのようになった場合は終活をするのは難しいので、早めに大まかなことは決めておくのが理想です。